どんなに仲良くても貸し借りはできない

大学生の頃、一年大学を浪人した友人から授業料が払えないから50万円貸してほしいと頼まれました。 その友人とは幼いころからの付き合いであり、家族ぐるみで仲が良かったこともありましたが、50万円という大金は貸せるわけないと最初は答えました。 「なんで親に借りないのか?」「授業料は自分で払っているのか?」と聞いてみたところ、「親には今まで色々と迷惑をかけてきたから金の工面はお願いできない。授業料は自分で払っており、奨学金の申請もすでに通っているから数ヶ月後からは定期的に返せる」という返答が返ってきました。

少額ならまだしも50万円はやはり無理だと伝えたところ、30万でもいいからお願いしますとその場で土下座をされました。また奨学金に関しての書類も見せるから信じてほしいとも言われました。 そこまでされては私としても断るに断れなくなってしまい、30万を貸すことに合意しました。 返済は奨学金が振り込まれるという3ヶ月後から毎月10万円づつ3ヶ月間ということで決まりました。

貸してから3ヶ月経った頃に、彼から何も連絡がなかったため彼に電話をしてみると、まさかの電話が使われておりませんのアナウンス。 なんで繋がらないんだという怒りと何か起きたのではないかという心配の感情に揺られました。 その友人と共通の友人にも連絡をしてみましたが所在はわからず、彼の家族に連絡することを決意しました。 彼の家族は、彼とは特に連絡を取っていたわけではなく電話が通じないことも知りませんでした。 彼の家族は私に謝罪をし、30万円をすぐに返してくれました。

それからは警察への届け出なども出したらしく彼の捜索が始まりました。 私が彼の家族を訪ねてから10日後くらいに彼は実家に帰ってきました。 彼は「彼女に監禁されていた」と伝えたようですが、私からお金を借りていたことなども黙っていたこともあり親は激怒。 結局は大学を退学し、私も全く連絡を取っていません。 この一件以来、どんなに付き合いの長い友人でも3万円以上の貸し借りはしないと心から誓いました。 後味の悪い話ですが、この経験はお金の持つ力には友情を壊すことも可能であるということを認識しました。

たくさんのお札

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